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eSIMの購入方法ガイド|申し込みから開通・トラブル対処まで解説

海外旅行や乗り換えでeSIMを使いたいけれど、買い方や設定でつまずかないか不安な方は多いはずです。eSIMは物理カードの郵送を待たずに使い始められますが、購入してすぐ通信できるわけではありません。対応端末の確認、プロファイルの設定、開通の手続きが順番に必要になります。この記事では、購入前の確認から申し込み、設定、開通確認、繋がらないときの対処までを順を追って整理します。

この記事の要点

結論:eSIMは「対応端末の確認 → プラン選び → 申し込み → 発行情報の受け取り → プロファイル設定 → 開通確認」の順で使い始めます。

根拠:AppleやUQ mobileなどの公式案内でも、申し込みのあとに設定と開通の手順が必要だと説明されています。

概要:国内回線用と海外旅行用では必要なものが違います。購入前のチェックを省くと「対応端末なのに使えない」「QRコードが読めない」「再発行に手数料がかかる」といった失敗につながります。

※本記事の料金・手数料・本人確認方法・対応端末・返金条件などの情報は2026年5月時点のものです。これらは変更されやすいため、申し込み前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。

目次

eSIM購入方法の全体像と開通までの流れ

eSIM(スマホ本体に組み込まれたデジタルのSIM)は、物理SIMカードを挿し替えずに、通信会社の契約情報を端末へ読み込んで使います。まずは、どんな流れで使い始めるのかを押さえておきましょう。

eSIMはオンライン購入後にプロファイルを入れて使う

eSIMは、スマホに最初から備わっているSIM機能に、通信会社が発行する「プロファイル」と呼ばれる契約情報を読み込んで使う方式です。物理カードの郵送を待たずに、オンラインの申し込みから開通まで進めやすいのが特長です。

ただし、購入した瞬間に通信が始まるわけではありません。購入のあとに、プロファイルの追加、回線の切り替え、APN設定(スマホを通信会社の回線につなぐ設定)の確認、通信テストといった作業が続きます。AppleもiPhoneのeSIM設定方法として、複数の方法を案内しています。通信事業者によるアクティベーション、クイック転送、QRコード読み取り、手動入力、通信事業者アプリ、海外旅行用eSIMの購入などです。

一般的な購入から開通までの流れは、次のようになります。

ステップ作業内容つまずきやすい点
1. 端末確認eSIM対応端末か、SIMロック状態を確認端末は対応でも通信会社側の対象外になることがある
2. プラン選択国内回線・海外用・音声付き・データ専用などを選ぶ海外用は音声・SMSが使えないことがある
3. 申し込み本人確認書類・メール・支払い方法を登録必要書類や支払い方法が会社ごとに違う
4. 発行情報の受け取りQRコード・アプリ・コードを受け取る同じ端末にQRを表示すると読み取れない
5. プロファイル設定Wi-Fiや別端末を使って追加Wi-Fiがないと設定できないことがある
6. 回線切り替えMNPや開通ボタン、SMS認証で開通SMSを受け取れず開通が止まる
7. 通信確認データ通信・APN・ローミングをテストAPN未設定や回線の選択ミスで繋がらない

「申し込めば終わり」ではなく、設定と開通確認まで含めて準備しておくと、当日になって慌てずに済みます。

国内回線のeSIMと海外旅行用eSIMの違い

同じeSIMでも、日本国内で月額回線として使うものと、海外旅行で短期間使うものとでは、必要なものや注意点が変わります。自分がどちらを使いたいのかを最初に決めておくと、プラン選びが進みやすくなります。

項目国内回線のeSIM海外旅行用eSIM
主な用途国内の月額回線・MNP・サブ回線旅行や出張中のデータ通信
契約形態月額契約が中心プリペイド・買い切りが中心
本人確認必要になることが多いデータ専用なら簡易な購入で済む場合が多い
音声通話・SMSプランにより利用できるデータ専用が多く、使えないことがある
有効期間契約中は継続3日・7日・15日・30日などプランごと
返金・キャンセル会社の規約による購入後の変更・返金不可が多い

国内回線では、楽天モバイルが申し込み時に本人確認書類・楽天ID・クレジットカードまたは銀行口座を案内しています。日本通信SIMはマイナンバーカード・NFC対応スマホ・本人名義のクレジットカード・EID・Wi-Fi環境などを求めています。一方、海外旅行用では、Airaloが「有効期間はインストール時に始まる場合と、現地ネットワークに接続したときに始まる場合がある」と説明しています。Ubigiは旅行前のインストールを推奨しています。

国内の電話番号を引き継ぎたいなら国内回線、旅行中のデータ通信だけが目的なら海外旅行用、という具合に、目的から逆算して選ぶのが分かりやすい進め方です。

物理SIMカードとeSIMで購入後の流れが違う点

物理SIMはカードを挿入して使い、eSIMはプロファイルを読み込んで使います。受け取り方や設定の流れも変わります。

比較項目物理SIMeSIM
受け取り配送または店頭QRコード・アプリ・マイページ
設定カードを挿入プロファイルをダウンロード
待ち時間配送待ちが出ることがある郵送待ちを省ける場合がある
機種変更カードを差し替えられる場合がある再発行やeSIM転送が必要になる場合がある
Wi-Fi環境必須ではないこともある設定時に必要になる場合が多い

eSIMはカードを失くす心配がない反面、プロファイルの削除や端末の初期化、機種変更のときに再発行が必要になることがあります。Appleは「トラブル対処の手段としてeSIMを削除しない」「削除した場合は通信事業者に連絡して新しいeSIMを入手する必要がある」と案内しています。docomoや楽天モバイルも、誤って削除・初期化すると再発行が必要になると説明しています。

eSIMを削除しても通信契約は解約されません。ただし通信はできなくなり、再発行が必要になる場合があります。繋がらないときに安易にプロファイルを消すのは避け、まずは通信会社の案内を確認してください。

eSIMを購入する前に確認したい条件

eSIMは便利ですが、買ってから「使えなかった」とならないために、購入前に確認しておきたい条件があります。ここを押さえておくと、申し込みがスムーズになります。

スマホやタブレットがeSIMに対応しているか

最初に確認するのは、自分の端末がeSIMに対応しているかどうかです。メーカーの公式情報や、通信会社の対応端末一覧、端末設定でのEID(eSIMを識別する番号)の表示で確認できます。

気をつけたいのは、「eSIM対応端末」というだけでは足りない点です。Appleは、ロックされていないiPhoneなら別の通信事業者のeSIMも使える場合があると説明しています。Google Pixelでは、通信事業者にeSIM対応可否を確認し、場合によってはIMEIなどの識別情報を求められると案内しています。端末がeSIMに対応していても、利用する通信会社の対象端末でなければ発行できないことがあります。

確認項目確認方法対応していない場合
端末がeSIM対応かメーカー公式・設定のEID表示購入しても使えない
通信会社の動作確認端末か各社の対応端末ページ対応端末でも対象外になることがある
OSバージョン端末の設定画面追加方法や転送方法が変わる
デュアルSIM可否端末の仕様主回線と海外eSIMの併用に影響

海外版・中古・法人端末・古い端末では条件が変わる可能性があります。タブレットやモバイルルーターのeSIM対応は、スマホ以上に会社ごとの確認が必要です。「自分の端末が、使いたい会社のeSIM対象か」まで確認しておくと安心です。

SIMロックなしの端末か、利用回線に対応しているか

SIMロック(特定の携帯会社の回線しか使えないようにする制限)が残っていると、別の会社や海外のeSIMが使えないことがあります。iPhoneは「設定→一般→情報」でSIMロックの状態を確認でき、「SIMロックなし」と表示されていれば解除済みです。

Appleによると、iPhoneのロック解除はApple側ではできず、端末を購入した通信事業者が対応します。楽天モバイルは、2021年10月以前に発売された端末ではSIMロック解除が必要な場合があると案内しています。Androidは表示方法がメーカーごとに違うため、端末設定や購入元、通信会社の案内で確認します。

「eSIM対応=どの回線でも使える」ではありません。確認のポイントは次の3つに分けると整理しやすくなります。

  • SIMロックなしの端末か
  • 利用する通信会社の対応端末か
  • 利用する国・回線に対応しているか

とくに海外eSIMでは、SIMロックがかかったままだと現地回線のeSIMが使えない可能性が高いため、出発前の確認が役立ちます。

設定時に使うWi-Fiや別端末を用意できるか

eSIMのプロファイルをダウンロードするには、Wi-Fiなどのネット環境が必要になることが多いです。UQ mobileは、eSIM申し込み時にWi-Fiなどのネットワークと、My UQ mobileアプリまたは別端末・PC・タブレットを準備するよう案内しています。ahamoや日本通信SIM、海外eSIMのUbigiも、設定にネット接続やWi-Fiが必要だと説明しています。

準備するもの必要になる理由
Wi-Fi環境プロファイルのダウンロードに必要なことが多い
QRコードを表示する別端末同じスマホに表示するとカメラで読めない場合がある
通信会社アプリ本人確認・開通・追加をアプリで行う場合がある
SMSを受け取れる回線開通時の認証コード受信に必要な場合がある
使えるメールアドレスQRコードや注文情報を受け取る

QRコード方式では、eSIMを使いたいスマホのカメラでQRを読み取るため、QRはPCや別のスマホ、タブレットに表示する必要があります。なお、AppleはiOS 17.4以降で、標準メールやWebページ上のQRコードを長押しして追加できる場合があると案内しています。別端末がないときは、こうした方法も確認しておくと選択肢が増えます。

本人確認書類と支払い方法を準備できるか

国内の音声付きeSIMやMNPでは、本人確認書類が必要になることが多いです。マイナンバーカード、運転免許証、在留カードなどが代表例です。海外旅行用のデータ専用eSIMは、簡易な購入で済む場合が多く、必要なものが異なります。

事業者本人確認・支払いの主な確認点
楽天モバイル本人確認書類・楽天ID・クレジットカードまたは銀行口座。2026年3月末以降は本人確認方法が変更され、受け取り時確認やスマホでの本人確認などが案内されている
ahamo支払いはクレジットカードまたは口座振替。カード変更時は3Dセキュア認証が必要
UQ mobileマイナンバーカード認証やICチップ読み取りでの本人確認を案内
日本通信SIMマイナンバーカード・NFC対応スマホ・本人名義のクレジットカード・EID・Wi-Fiが必要。プリペイドカードは不可
eSIM squareVisa・Mastercard・JCBなどのカード、Google Pay、Apple Pay、PayPayに対応。プリペイドカードは不可

本人確認の方法は短期間で変わることがあります。たとえば楽天モバイルは2026年3月に書類アップロードとAIかんたん本人確認を終了しています。申し込み直前に公式ページで最新の方法を確認しておくと安心です。

もう一つの注意点はメールアドレスです。日本通信SIMは、MNP後にキャリアメールが使えなくなる可能性があるため、GmailやYahoo!メールなど通信会社に依存しないメールを推奨しています。乗り換え後も使えるアドレスで申し込んでおくと、発行情報を確実に受け取れます。

用途別に見るeSIMプランの選び方

eSIMは、国内のメイン回線にも、海外旅行のデータ通信にも使えます。用途によって見るべきポイントが違うので、自分のケースに合わせて選び方を整理しましょう。

国内の月額回線を契約する場合

国内の月額回線としてeSIMを使うなら、回線の種類や契約方法、開通までの時間、手数料を確認します。とくにMNP(電話番号を変えずに携帯会社を乗り換える仕組み)を使う場合は、手続きの経路を先に把握しておくと迷いません。

2023年5月24日からは「MNPワンストップ」が始まり、対象事業者どうしのWeb手続きでは、これまで必要だったMNP予約番号なしで乗り換えられるようになりました。政府広報オンラインによると、対象には大手キャリアとそのオンラインブランド、主要なMVNOが含まれ、事業者ごとに開始時期が異なります。具体的な対象事業者は、後の表で確認できます。

国内回線を選ぶときは、月額料金だけでなく次の点も見ておきたいところです。

  • 音声通話・SMS・データのどれが必要か
  • 新規契約かMNPか、MNPワンストップに対応しているか
  • 本人確認の方法(書類・ICチップ読み取り・受け取り時確認など)
  • 契約事務手数料・eSIM発行手数料・再発行手数料・解約条件
  • 店舗サポートがあるか、オンライン専用か

なお、MNPで引き継げるのは電話番号です。キャリアメール、ポイント、端末の分割払い、家族割などは別に確認が必要だと政府広報オンラインも案内しています。法人契約や未成年、外国籍の方は本人確認・支払い条件が変わりやすいので、事前に各社の案内を見ておくと安心です。

海外旅行や出張で短期データ通信を使う場合

海外旅行用eSIMは、空港に着いてすぐ地図やLINE、ホテルの予約メールを開きたいときに役立ちます。Wi-Fiルーターの受け取りや返却が不要で、荷物を増やさずに済むのも利点です。一方で、買う前に確認しておきたい項目が国内回線より多くなります。

確認項目確認する理由
対象国・地域渡航先で使えないと意味がない
データ容量地図・SNS・動画で必要量が変わる
有効期間旅行日数と合わないと不足・余りが出る
開通タイミング早く設定しすぎると有効期間を消費する場合がある
データローミング海外eSIMはONが必要なことが多い
返金・キャンセル購入後は変更・返金できないことが多い

有効期間の始まり方はサービスによって違います。Airaloは「インストール時に始まる場合」と「現地ネットワークに接続したときに始まる場合」があると説明しています。Nomadも、プランごとに有効期間やアクティベーション期限があると案内しています。Ubigiは、出発前にも現地到着後にも購入できるものの、インストールにはネット接続が必要なため旅行前のインストールを勧めています。

海外eSIMでは、次のような断定は避けて、購入前に必ず条件を確認しておくのが安全です。

  • 「現地に着けばすぐ使える」とは限らない(開通タイミングを確認)
  • 「事前設定しても有効期間は減らない」とは限らない
  • 「無制限なら速度制限なし」とは限らない
  • 「どの国でも使える」とは限らない(対象国を確認)
  • 「音声通話も使える」とは限らない(データ専用が多い)

渡航先と利用日数、必要なデータ容量が決まっているなら、対応国・容量・日本語サポート・返金条件を確認して、自分の使い方に合うeSIMを比較してみてください。

音声通話・SMS・データ専用の違い

eSIMは、できることによっていくつかの種類に分かれます。電話番号での認証が必要かどうかで、選ぶべきプランが変わります。

種別できること向いている用途
音声通話付き発着信・SMS・データ通信国内メイン回線・MNP・本人認証
データ+SMSデータ通信とSMS一部の認証・サブ回線
データ専用インターネット通信のみ海外旅行・タブレット・サブ回線

Ubigiは自社の旅行用eSIMをデータ専用と説明し、音声通話やSMSの代わりにWhatsAppやFaceTimeなどの通話アプリを使うことを想定しています。ここで注意したいのは、銀行やクレジットカード、SNSのログインでSMS認証が必要な方です。海外用のデータ専用eSIMだけでは、認証コードを受け取れず困る可能性があります。

旅行中も日本の電話番号でSMSを受けたい場合は、日本の主回線を残したまま海外eSIMをデータ用にする使い方が向いています。AppleはiPhone 13以降で、2つのeSIMを使うデュアルSIM(1台で2回線を使う仕組み)の構成が可能だと案内しています。主回線を音声・SMS用、海外eSIMをデータ用に分ける設定を確認しておくと安心です。

データ容量・有効期間・テザリング可否の確認

データ容量(地図・SNS・動画などに使える通信量)は、使い方によって必要量が変わります。旅行中の利用シーンを思い浮かべて、おおよその目安を考えておくと選びやすくなります。

利用シーン消費の傾向注意点
地図・経路検索中程度旅行中は頻繁に使う
SNS閲覧中〜多い動画の自動再生で増えやすい
動画視聴多い無制限でも速度制限の条件を確認
テザリング多いPC接続で一気に消費する
写真・バックアップ同期かなり多いモバイル同期をオフにしておく

Appleは、海外利用時に通信事業者の公正利用ポリシーや使用量の上限によって、データを使い切ったり速度が遅くなったりする場合があると案内しています。Airaloは、テザリング(スマホの通信をPCや別の端末に分ける機能)で家族や友人とデータを共有できる場合があると説明していますが、可否はプランや現地回線によって確認が必要です。

購入前には、最低限つぎの点をチェックしておくと失敗が減ります。

  • 「無制限」表記の速度制限や1日あたりの高速通信上限
  • 有効期間の開始タイミングと、購入後いつまでに開通が必要か
  • テザリングの可否、追加チャージや繰り越しの可否
  • データローミングのONが必要か、APN設定が要るか

eSIMの購入手順と申し込み時の入力項目

確認が済んだら、いよいよ申し込みです。どこで買うか、どんな情報を入力するかを順番に見ていきます。

公式サイトやアプリでプランを選ぶ

eSIMの購入先は大きく4つに分かれます。それぞれ向いている人と注意点が違います。

購入先向いている人
国内キャリア公式docomo・au・SoftBank・楽天モバイルメイン回線・MNP・店舗サポート重視
オンライン専用ブランドahamo・povo・LINEMOオンライン完結・低コスト重視
MVNO(格安SIM)日本通信SIM・IIJmio・mineoコスト重視・サブ回線
海外eSIM販売サービスAiralo・Ubigi・Nomad・eSIM square旅行・出張

公式サイトやアプリでは、次のような項目を確認しておきます。

  • eSIMを選べるか、対応端末か、利用エリアや回線
  • 音声・SMS・データの有無、データ容量、料金、初期費用
  • eSIM発行・再発行手数料、本人確認方法、支払い方法
  • 開通までの時間、QRコードの発行方法
  • キャンセル・返金条件、問い合わせ窓口

なお、海外eSIMの中には購入後の注文内容を変更できない販売元もあるため、国・容量・日程を決めてから購入するのが安全です。

新規契約と乗り換えで手順が変わる点

同じ申し込みでも、新しく番号を取る新規契約と、今の番号を引き継ぐMNPでは手順が変わります。

項目新規契約MNP(乗り換え)
電話番号新しい番号を取得今の番号を引き継ぐ
MNP予約番号不要ワンストップ非対応時などに必要
旧回線なし回線切替後に自動解約されることが多い
キャリアメール新規取得または利用なし使えなくなる場合がある

MNPワンストップでは、乗り換え先のサイトから手続きを始め、途中で乗り換え元のマイページに移動して確認し、また乗り換え先で契約を進めます。回線の切り替えが完了すると、乗り換え元の契約は自動的に解約されます。引き継げるのは電話番号で、ポイントや家族割、端末の分割払いは別に確認が必要です。

2026年5月時点では、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの大手に加え、ahamo・povo・LINEMO・UQ mobile・ワイモバイル・IIJmio・mineo・日本通信SIMなど、主要な事業者のほとんどがMNPワンストップに対応しています。対象事業者どうしのWeb手続きなら、原則として今の会社での予約番号の発行は不要と考えて問題ありません。対応状況は政府広報オンラインで確認できます。

本人確認と決済を完了する

本人確認の方法は、申し込み方法によって変わります。代表的なものを整理しておきます。

本人確認の方法使われる場面注意点
書類アップロード一般的なオンライン確認事業者によって終了・変更される場合がある
ICチップ読み取りマイナンバーカードなどNFC対応スマホと暗証番号が必要
eKYC(顔写真+書類)オンライン本人確認事業者ごとに手順が違う
受け取り時確認書類受け取り時eSIMで使える条件の確認が必要
店舗確認店頭申し込み事務手数料が高い場合がある

支払い方法は、国内回線ならクレジットカードや口座振替に対応する事業者が多く、海外eSIMはクレジットカード中心です。Apple PayやGoogle Pay、PayPayに対応する販売元もあります。ahamoは支払い方法としてクレジットカードまたは口座振替を案内し、カード変更時は3Dセキュア認証が必要としています。日本通信SIMやeSIM squareは、プリペイドカードは利用できないと案内しています。

本人名義のカードを求められるケースや、利用できない支払い方法があるケースもあるため、申し込み前に対応している決済手段を確認しておくと、入力でつまずきません。

メールやマイページで発行情報を受け取る

申し込みが終わると、QRコードやコードなどの発行情報を受け取ります。受け取る可能性があるものは次のとおりです。

受け取る情報用途
QRコードeSIMプロファイルの追加
SM-DP+アドレス・アクティベーションコード手動入力での追加
確認コード開通時の認証
APN情報AndroidやMVNOの設定
有効期間・開始条件海外eSIMの利用

海外eSIMの販売サービスでは、購入後にメールでeSIMを受け取り、iOSではコードを使った手動インストールやQRコード、ダイレクトインストールなどの方法が案内されています。auはプロファイルのダウンロード後、約5分で電話番号情報が書き込まれると説明し、QRコードはPCやタブレットなど別端末に表示して読み取れるとしています。

受け取り時に気をつけたい点をまとめます。

  • メールは、乗り換え後も使えるアドレスを指定する
  • QRコードはスクリーンショットの共有や第三者への提供をしない
  • QRコードは何度も読み取れるとは限らない
  • 手動入力のコードは、大文字・記号・空白の入力ミスが起きやすい
  • 海外eSIMは注文後の変更・キャンセル不可の場合があるため、国・日程・容量を確定してから購入する

eSIM購入後の設定方法と開通確認

発行情報を受け取ったら、プロファイルを設定して開通を確認します。追加の方法はいくつかあり、端末によって画面も違います。

QRコード・アプリ・手動入力の違い

eSIMの追加方法には、いくつかの選択肢があります。状況に合った方法を選べると、設定でつまずきにくくなります。

方式内容向いている場面
QRコード別端末に表示したQRを読み取る多くの国内・海外eSIM
アプリ通信会社・販売元アプリから追加楽天や海外eSIMアプリなど
手動入力コードを入力して追加QRが読めないとき
クイック転送iPhone間などでeSIMを移す機種変更
キャリアによる追加通信会社側で端末に割り当て対応キャリアの端末購入時

Appleは、QRコードの読み取り、手動入力、通信事業者アプリ、eSIMクイック転送、通信事業者によるアクティベーションを案内しています。iOS 17.4以降では、標準メールやブラウザ上のQRコードを長押しして追加できる場合があります。QRが読めないときは、手動入力やアプリ、長押し追加といった代わりの方法を試せます。

iPhoneでeSIMを追加する流れ

iPhoneでeSIMを追加する基本の流れは次のとおりです。

  1. Wi-Fiに接続する
  2. 「設定」→「モバイル通信」を開く
  3. 「eSIMを追加」または「モバイル通信プランを追加」を選ぶ
  4. QRコード読み取り・アプリ・手動入力・クイック転送などから方法を選ぶ
  5. 回線のラベル(名前)を設定する
  6. デフォルト回線とモバイルデータ通信の回線を選ぶ
  7. 海外eSIMの場合は、必要に応じてデータローミングをONにする
  8. ブラウザ・地図・SMS・通話をテストする

Appleは、設定後に新しいモバイル通信プランがオンになっているか確認するよう案内しています。海外旅行で日本回線と海外eSIMを併用する場合は、主回線と副回線のラベルを間違えると、通話やデータの発信元を取り違えてしまいます。

とくに気をつけたいのは、データローミング(契約した回線を海外で使うための設定)です。日本の主回線のデータローミングをONにすると、想定外の料金が発生する可能性があります。海外eSIMをデータ用にして、日本の主回線は音声・SMS用に残し、主回線側のローミングはオフにしておくと安心です。

AndroidでeSIMを追加する流れ

Androidは、メーカーやOSによって画面名が変わります。代表的なPixelとGalaxyの流れを並べます。

手順Pixelの例Galaxyの例
1Wi-Fiに接続Wi-Fiに接続
2設定を開く設定を開く
3ネットワークとインターネット接続
4SIM →「SIMを追加」SIMマネージャー
5「eSIMを設定」「eSIMを追加」→QRをスキャン
6APN・モバイルデータを確認APN・モバイルデータを確認

Google Pixelは「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「SIMを追加」→「eSIMを設定」から追加できます。Samsung Galaxyは「接続」→「SIMマネージャー」→「eSIMを追加」→「QRコードをスキャン」から追加できると案内しています。auは、SIMフリー端末や他社端末ではAPN設定が必要になる場合があるとしています。

「モバイルネットワーク」「SIM」「接続」「SIMマネージャー」など表記の揺れがあるため、見当たらないときは似た項目を探します。APNが自動で入らない場合は、通信会社のAPN情報を手で入力します。追加後に使用回線を切り替えないと通信できないこともあるので、開通確認まで進めておきましょう。

通信テストとAPN・データローミングの確認

プロファイルを追加したら、最後に通信できるかをテストします。繋がらないときの切り分けに使えるチェックリストです。

チェック確認方法繋がらないときの対処
電波表示アンテナや4G/5G表示回線ON・再起動・機内モードの切替
データ通信Wi-FiをオフにしてWeb表示APN・回線選択・ローミングを確認
APN設定設定画面MVNOやAndroidで手動設定
データローミング海外eSIMでON日本主回線は不要なローミングに注意
回線切替の完了マイページ・開通完了メールMNP切替が未完了の可能性

Appleは、海外で繋がらない場合に機内モードの切り替えやデータローミング設定の確認を案内しています。UQ mobileも、開通後に繋がらないときは回線切替・端末の再起動・Wi-Fiや機内モードの切り替え・eSIMのON/OFFなどを確認するよう案内しています。一つずつ切り分けていけば、原因にたどり着きやすくなります。

設定手順と開通確認のポイントが分かったら、初めてでも設定しやすいか、日本語のガイドや問い合わせ窓口があるかも確認しておくと安心です。

eSIM購入で失敗しやすいポイント

eSIMでよくあるつまずきは、事前に知っておけば避けられるものがほとんどです。代表的な失敗パターンと、その回避策を整理します。

対応端末でも通信会社側の対象外になるケース

「端末はeSIM対応なのに、使いたい会社では発行できない」というケースがあります。原因はいくつかに分かれます。

パターン起きること事前の確認
会社の対応端末外発行できない・通信できない通信会社の対応端末一覧
SIMロックが残っている他社・海外eSIMが使えない「SIMロックなし」表示
海外版端末国内バンドやeSIM仕様が違う型番・対応バンド
OSが古い追加画面が出ないOSアップデート
EIDが確認できない発行できない設定画面でEIDを確認

Google Pixelは、通信事業者がeSIMに対応しているか、端末の識別情報が必要かを確認するよう案内しています。AppleもSIMロック状態の確認を勧めています。購入前に「自分の端末が、その会社で発行できる対象か」を一覧で確かめれば、この失敗はほぼ防げます。

QRコードを同じ端末に表示して読み取れないケース

スマホが1台しかないと、QRコードを表示する画面と読み取るカメラが同じになり、読み取れないことがあります。これはよくあるつまずきです。

状況原因対処
スマホ1台のみ表示と読み取りが同じ端末PC・タブレット・別スマホに表示
メール内のQRを開いているカメラで読めないiOS 17.4以降なら長押し追加を試す
QRが期限切れ・使用済み1回のみ有効の場合があるマイページで再表示・再発行を確認
カメラ不具合読み取り不可手動入力に切り替える

ahamoやauは、QRコードをPC・別スマホ・タブレットに表示して読み取る方法を案内しています。別端末が用意できないときは、iOS 17.4以降の長押し追加や手動入力という方法も残っています。設定前に「QRをどこに表示するか」を決めておくと慌てません。

プロファイル削除や機種変更で再発行が必要になるケース

もっとも注意したいのが、プロファイルの削除や機種変更です。eSIMを削除しても契約は解約されませんが、通信はできなくなり、再発行が必要になる場合があります。

事業者・種別確認済みの内容
Apple共通トラブル対処としてeSIMを削除しない。削除した場合は通信事業者に連絡して新しいeSIMを取得する必要がある。削除しても契約は解約されない
docomoeSIM初期化では契約は解約されず、誤って初期化するとSIM再発行が必要
楽天モバイルプロファイル削除後は回線が使えなくなるため、削除前にSIM再発行手続きが必要
日本通信SIM機種変更時や誤削除時は再発行が必要
AiraloeSIMは1台のスマホにのみインストールでき、別端末に再インストールできない

再発行手数料は、手続きをする「場所」で大きく変わります。傾向をつかんでおくと判断しやすくなります。

  • オンライン(マイページ・アプリ):無料〜数百円程度のことが多い(楽天モバイルやSoftBankは0円)
  • 店舗(ショップ窓口):3,850〜4,950円程度の手数料がかかることが多い

スマホの不具合で店舗に駆け込むと思わぬ出費になることがあるため、まずはオンラインで手続きできるかを確認すると安心です。主な事業者の例は次のとおりです(2026年5月時点。料金は変わりやすいため、手続き前に各公式で再確認してください)。

事業者eSIM再発行手数料の例(2026年5月時点)
auオンライン再発行は無料、店舗は3,850円
SoftBankMy SoftBankは0円、店頭は4,950円
楽天モバイル0円(再発行時にSMSワンタイムパスワードが必要)
日本通信SIM年3回まで0円、4回目以降は1,100円

機種変更の前には、「eSIMクイック転送」「再発行」「マイページでの手続き」「本人確認」のどれが必要かを確認しておきます。海外eSIMは再インストールできないことが多く、端末の変更や初期化に弱い点も覚えておくと安心です。

キャンセル・返金・有効期限を確認しないまま買うケース

とくに海外eSIMでは、買う前の確認が国内回線以上に重要です。国を間違える、旅行日数と有効期間が合わない、有効期間の開始を読み違えるといった失敗が起きやすいためです。

確認項目確認する内容
購入後キャンセル購入直後でも不可か
注文内容の変更国・容量・期間を変更できるか
インストール前後の返金未使用なら可能か、使用後は不可か
アクティベーション期限購入後いつまでに開始が必要か
有効期間の開始購入時・インストール時・現地接続時のどれか

海外eSIMには購入後の注文内容を変更できない販売元があり、Nomadは期限切れになるとデータ通信などにアクセスできなくなると説明しています。Ubigiは旅行前のインストールを勧めつつ、インストールにネット接続が必要だとしています。データ商品は購入後の変更・返金が厳しい場合が多いので、国・地域・日程・容量を確定してから購入するのが安全な進め方です。

eSIM購入後に困ったときの確認先

うまく開通しなかったり、設定に迷ったりしたときは、やみくもに削除や再起動を繰り返す前に、確認すべき場所を順番にたどると解決が早くなります。

購入元のマイページやアプリで確認する項目

まずは購入元のマイページやアプリで、手続きがどこまで進んでいるかを確認します。

確認項目見る場所
申し込み・本人確認の状況マイページ・審査メール
eSIM発行の状況発行完了メール・QRコード画面
回線切替の状況開通手続き画面
QRコードの再表示マイページ・アプリ
データ残量・有効期限アプリ・マイページ・メール

auはMy auアプリやau IDログインからeSIMの開通・再発行手続きを案内し、SoftBankはMy SoftBankでのeSIM再発行を0円としています。Google Pixelは、設定で問題があるときは再試行し、解決しなければ通信事業者へ問い合わせるよう案内しています。多くの場合、マイページで状況を見れば「どこで止まっているか」が分かります。

通信会社・eSIM販売元へ問い合わせる前に見る項目

問い合わせの前に手元の情報を整理しておくと、やり取りが早く進みます。次のチェックリストを確認しておきましょう。

  • 注文番号・契約番号、申し込みメール
  • EID・IMEI、端末名・型番、OSバージョン
  • SIMロックの状態、表示されたエラー文
  • Wi-Fi接続・APN設定・データローミングの状態
  • 回線のON/OFF、プロファイルを削除していないか

問い合わせるときは、購入元、申し込み日時、利用国・地域、プラン名、端末名、追加した方法、エラー文などを伝えると、原因の切り分けがスムーズです。あわせて、QRコードやアクティベーションコード、本人確認書類、カード情報は第三者やSNSに共有しないようにします。サポートを装ったフィッシングにも注意し、公式アプリや正規の販売元から問い合わせると安心です。

端末メーカーのサポートを確認したほうがよい場面

通信会社ではなく、端末メーカーへの確認が向いている場面もあります。設定メニュー自体が見当たらないときや、OSの挙動に関わるときです。

場面確認先
eSIM追加メニューが表示されないApple・Google・Samsungなど
OSアップデート後に挙動が変わった端末メーカー
SIMロック状態が分からない表示確認はメーカー案内、解除は通信事業者
初期化後にeSIMが消えた通信会社+端末メーカー
デュアルSIM設定が分からない端末メーカー

Appleは、iPhoneのSIMロック確認方法やeSIMの設定・削除・海外ローミング・トラブル時の確認方法を公式サポートで案内しています。GoogleやSamsungも、PixelやGalaxyのeSIM設定手順を公開しています。通信の問題か端末の問題かで問い合わせ先を分けると、解決までの遠回りを減らせます。

ここまで確認しておけば、購入前のチェックから開通後のトラブル対処まで、ひととおり対応できます。対応端末・SIMロック・利用シーンに合うプランかを確かめたうえで、自分に合うeSIMを選んでください。

eSIM購入でよくある質問

申し込みや設定の前に迷いやすい点を、本文の内容から要点だけ整理します。

eSIMは申し込めばすぐに使えますか?

申し込んだだけでは通信は始まりません。購入のあとに、プロファイルの追加、回線の切り替え、APN設定の確認、通信テストといった手順が必要です。当日に慌てないよう、設定と開通確認まで含めて準備しておくと安心です。

eSIMは日本で設定してから海外へ行っても大丈夫ですか?

海外旅行用eSIMは、有効期間がインストール時に始まる場合と、現地ネットワークに接続したときに始まる場合があります。早く設定しすぎると有効期間を消費することがあるため、購入前に開始タイミングを確認してください。インストール自体にはネット接続が必要なので、出発前のインストールを勧める販売元もあります。

eSIMで電話番号やSMSは使えますか?

プランによります。国内の音声通話付きeSIMなら発着信やSMSが使えますが、海外旅行用はデータ専用が多く、音声通話やSMSが使えないことがあります。SMS認証が必要な方は、日本の主回線を残したまま海外eSIMをデータ用にする使い方が向いています。

QRコードが読み取れないときはどうすればいいですか?

スマホが1台だけだと、表示する画面と読み取るカメラが同じになり、読めないことがあります。QRコードはPC・タブレット・別のスマホに表示して読み取ってください。iOS 17.4以降なら標準メールやWebページのQRコードを長押しして追加できる場合があり、読めないときは手動入力も使えます。

eSIMを削除すると解約になりますか?

なりません。eSIMを削除しても通信契約は解約されませんが、通信はできなくなり、再発行が必要になる場合があります。トラブル時に安易に削除せず、まずは通信会社の案内を確認してください。

出典(2026年5月時点で確認した公式情報)

  • Apple サポート「iPhoneでモバイル通信サービスを設定する」「iPhoneでeSIMを設定する」「iPhoneまたはiPadでeSIMを消去する方法」「iPhoneのSIMロックを解除して別の通信事業者でも使えるようにする方法」「モバイルデータ通信のローミングオプションについて」「eSIMでデュアルSIMを活用する」「iPhoneでeSIMを設定できない場合」「iPhone用eSIMサービスを提供している通信事業者を探す」
  • Google Pixel ヘルプ「新しい eSIM を設定する」
  • Samsung サポート「(Galaxy) eSIMとサポート対象の通信事業者について」
  • NTTドコモ「SIM情報設定方法」「eSIMについて」
  • ahamo「申し込みの流れ」「eSIMの開通手順」「eSIM発行・再発行の手続き」
  • au「eSIM開通手続き」「eSIM:機種の変更/eSIM再発行/eSIM転送のお手続き」
  • UQ mobile/UQ WiMAX「eSIMを購入」「ご本人さま確認について」「eSIMとは」「SIMカード・eSIMの設定方法」
  • ソフトバンク「eSIM発行にあたって、手数料は発生しますか?」
  • 楽天モバイル「お申し込みガイド」「Webでのお申し込みにおける本人確認方法変更のお知らせ」「eSIMの登録先確認・変更方法」「SIMカードやeSIMの交換・再発行」
  • 日本通信SIM「eSIMのお申込の前に」「SIMカード・eSIMの再発行」「eSIMご利用ガイド」
  • IIJmio「eSIMの再発行、またはeSIMへの変更時の手数料について」
  • eSIM square「クイックガイド」
  • Airalo「Airalo eSIMとは?」
  • Ubigi「旅行用のeSIMはいつアクティベートすればよいですか?」「eSIMデータプランとUbigi接続サービスの使用方法」
  • Nomad「eSIMには有効期限がありますか?」
  • 政府広報オンライン「番号を変えずに携帯会社を乗換え! MNPの転出手数料が原則無料に!」
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