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eSIMと日本SIMのデュアルSIM設定方法|iPhone・Android対応

海外に着いてすぐ地図やLINEを開きたい。でも日本の電話番号やSMS認証は手放したくない。そんなときに役立つのが、日本SIMを残したまま海外eSIMを追加するデュアルSIMです。

この記事では、海外旅行を前提に、通話・SMS・データ通信を回線ごとに分ける基本の考え方を整理します。そのうえで、iPhone・Androidの設定手順、海外での料金とローミング設定、繋がらないときの対処までを順番に解説します。

この記事のポイント

結論:日本SIMは通話とSMS認証用に残し、データ通信は海外eSIMに任せるのが基本です。通話・SMS・データを回線ごとに分けて設定するのが、いちばんの核心になります。

根拠:iPhoneもAndroidも、通話・SMS・データ通信ごとに使う回線を選べます。ただし、一度に使えるデータ通信回線は1つだけです(Apple・Google公式)。

概要:端末の確認 → iPhone/Androidの設定 → 海外の料金とローミング → トラブル対処 → 出発前チェックリストの順でまとめました。

※本記事の対応端末・海外ローミング料金・対象国・OSの設定画面名などは2026年5月時点の情報です。プランや渡航先によって異なるため、申し込み前や出発前に各社公式サイトで最新情報を確認してください。

目次

eSIMと日本SIMを併用するデュアルSIM設定の全体像

eSIMは、スマホに内蔵されたデジタルのSIMです。物理的なSIMカードを差し替えなくても、通信会社のプランを端末上で有効にできます(Apple・au公式)。デュアルSIMは、1台のスマホで2つの回線を使う仕組みのことです。

なお、この記事の「日本SIM」は、日本で契約している回線(大手キャリアや格安SIMなど)を指します。日本通信SIMなど特定のサービスだけを指すものではありません。

日本SIMと海外eSIMを併用する基本形は、日本SIMを通話とSMS用に残し、データ通信は海外eSIMに任せる形です。日本の電話番号を保ったまま、SMS認証を受け取りつつ、地図やSNSの通信は海外eSIMでまかなえます。

海外旅行での併用は主に2パターン

  • パターン1:日本SIM(通話・SMS)× 海外eSIM(データ通信)。いちばん多い形です。日本SIMは物理SIMでもeSIMでもかまいません。日本の電話番号を維持しながら、データ通信だけ海外eSIMに分けられます。
  • パターン2:日本eSIM × 海外eSIM。2つのeSIMを同時に有効化できる端末(対応するiPhoneやPixelなど)で使えます。物理SIMの差し替えが一切不要になります。

なお、国内で日常的に2回線を使い分ける方法もありますが、本記事では海外利用に絞って解説します。

海外eSIMの多くはデータ専用

知っておきたいのが、海外eSIMの多くは「データ専用」だという点です。Airalo・Ubigi・Holaflyなどの案内でも、データ専用eSIMでは通常のSMSや音声通話は使えないと説明されています。通話やメッセージは、LINEやWhatsAppなどのアプリで代用する形になります。

一部にはSMSや通話付きのeSIMもあります。そのため「eSIM=必ずSMSが使えない」ではなく、選ぶプランがデータ専用かどうかを確認するのが正確です。SMS認証を日本SIMで受け取る設計にしておくと安心です。

同じ回線にまとめる必要はない

この記事でいちばん伝えたいのは、通話・SMS・データ通信を同じ回線にする必要はない、という点です。日本SIMは通話とSMS、eSIMはデータ通信、と役割を分けるのが基本になります。

ただし、データローミング(日本の回線を海外で使う設定)と回線の自動切替を誤ると、高額請求やSMSの不達につながります。まずは「日本SIMに何を残すか」と「eSIMに何を任せるか」を決めてから設定に進みましょう。

使っている端末がiPhoneなら、このあとの「iPhoneでの設定手順」を中心に読み進めてください。AndroidならPixel・Galaxyの手順が参考になります。

日本SIMとeSIMを併用できる端末・回線の確認項目

設定に進む前に、手持ちの端末がeSIMに対応しているか、日本SIMの回線が海外で使えるかを確認します。ここを飛ばすと、現地で繋がらない原因になりやすいところです。

iPhoneの対応条件

Apple公式では、eSIMを使える機種としてiPhone XS・XS Max・XR以降が案内されています。他社のeSIMを使うには、iPhoneのSIMロック(特定の携帯会社の回線しか使えない制限)が解除されている必要があります。

注意したいのは、iPhone 17シリーズから、日本で販売されるモデルも含めて物理SIMスロットが廃止され、eSIM専用になった点です(2025年9月以降)。一方、iPhone 16以前の日本向けモデルは、物理SIMとeSIMの両方を使えます。日本SIMを物理SIMで使っている人がeSIM専用機に乗り換える場合は、事前に日本SIMをeSIMへ切り替えておく必要があります。

Pixelの対応条件

Google公式では、Pixel 4以降はeSIMを使えると案内されています。ただし、日本で購入したPixel 3aや、日本・オーストラリア・台湾で購入したPixel 3など、eSIM非対応の例外機種があります。Pixel 7/7 Pro以降では、通信会社が対応していれば2つのeSIMも使えます。

Galaxyの対応条件

Samsung公式は、eSIM対応のGalaxyとしてS23以降やZ Fold4以降、一部のAシリーズなどを掲載しています(2026年5月時点)。ただし、地域・キャリア・モデルによってeSIM非対応の場合があるため、端末名だけで判断せず対応リストを確認しておくと安心です。

SIMロックとAPN構成プロファイルに注意

SIMフリー端末でも、確認したい点があります。利用する回線の周波数やVoLTE、APN(スマホを通信会社の回線につなぐための設定)に対応しているかです。

iPhoneでとくに注意したいのが、APN構成プロファイルを1つしか保存できない点です。日本の格安SIM(IIJmio・mineo・日本通信SIM・NUROモバイルなど)を使っている場合、すでにその会社のプロファイルが入っています。ここに海外eSIMを追加すると、海外eSIM側が「プロファイル不要」とうたっていても、日本の格安SIMのプロファイルが干渉して、海外eSIMのデータ通信が繋がらないことがあります。

現地で海外eSIMが繋がらないときは、日本の格安SIMのAPN構成プロファイルを一度削除する必要がある場合があります(設定 → 一般 → VPNとデバイス管理 から削除)。ただし削除すると、その格安SIMのデータ通信は使えなくなり、帰国後に再インストールするまで日本SIMでのデータ通信ができません。再インストールの手順を控えてから削除するのが安全です。

設定前に用意しておくもの

  • Wi-Fi環境(eSIMの開通や追加に必要なことが多いです)。
  • eSIMのQRコードまたはアクティベーションコード。
  • 端末のEID/IMEI(多くの端末は*#06#で確認できる端末IDです)。
  • SIMロック解除の状態。
  • OSを最新に更新しておくこと。
  • 2段階認証の予備手段(SMSが使えないときの備え)。

端末と回線の確認が済んでいれば、設定そのものは数分で終わります。次は、iPhoneとAndroidそれぞれの手順を見ていきます。

iPhoneで日本SIMとeSIMを併用する設定手順

iPhoneでは、日本SIMを通話・SMS用に、eSIMをデータ通信用に分けて設定します。基本の流れはApple公式の案内に沿っています。

eSIMを追加する

eSIMの追加方法は、QRコードの読み取り、eSIMクイック転送、通信会社のアプリ、手動入力などがあります。海外旅行用のeSIMは、出発前に追加だけ済ませ、現地に着いてから有効化する形が多いです。利用開始のタイミングは事業者ごとに異なるため、購入前に確認しておくと安心です。

回線の役割を設定する

  1. 「設定」アプリを開く。
  2. 「モバイル通信」を開く。
  3. 2つの回線が表示されていることを確認し、両方をオンにする。
  4. 回線名を「日本SIM」「旅行用eSIM」などに変更する。
  5. 「デフォルトの音声回線」を日本SIMに設定する。
  6. 「モバイルデータ通信」を海外eSIMに設定する。
  7. 「モバイルデータ通信の切り替えを許可」をオフにする。

iPhoneでの推奨設定

設定項目推奨注意点
デフォルトの音声回線日本SIM通話料・着信料はキャリアで確認
モバイルデータ通信海外eSIM海外で使う回線を選ぶ
データ通信の切り替えを許可オフ高額請求の回避を優先
日本SIMのデータローミングオフSMS受信とは別の設定
eSIMのデータローミングオン(事業者の指示に従う)海外eSIMはオン必須の場合が多い
iMessage/FaceTime日本SIM番号を確認認証SMSが課金対象の場合あり

高額請求を防ぐデータローミングの設定

海外現地に着いたら、2つの回線のデータローミングは「真逆」に設定します。これが高額請求を防ぐための基本原則です。

  • 日本SIMのデータローミング:オフ。オンにすると、日本のキャリア経由で海外データ通信が行われ、高額請求の原因になります。SMSを受信するだけなら、データローミングはオフのままで問題ありません。
  • 海外eSIMのデータローミング:オン(事業者の指示に従う)。現地の回線を借りて通信する仕組みのため、オンにしないと繋がらないことがほとんどです。

あわせて、iPhoneの「モバイルデータ通信の切り替えを許可」はオフにします。オンのままだと、海外eSIMの電波が弱くなったときに日本SIM側へ自動で切り替わり、意図しないローミング料金が発生するおそれがあります。

通話・iMessage・SMS認証の注意

iPhoneでは、一方の回線で通話中にもう一方が圏外表示になる場合があります。「2回線を入れられる」ことと「2回線を完全に同時利用できる」ことは別なので、過度に期待しないほうが無難です。

iMessageやFaceTimeを電話番号で有効化するとき、認証用SMSが送信され、通信会社によっては課金対象になることがあります。SMS認証を受けたいサービスがあるなら、日本SIMの回線はオンのままにしておきましょう。

帰国後の戻し方

  1. モバイルデータ通信を日本SIMに戻す。
  2. 日本SIMのデータローミングを通常の状態に戻す。
  3. 海外eSIMをオフにする。
  4. 削除する前に、再利用できるeSIMかどうかを確認する。
  5. 格安SIMのAPN構成プロファイルを削除していた場合、再インストールする。

iOSのバージョンによっては、条件が合うと旅行用eSIMが自動でオフになり、日本SIMがオンに戻る場合もあります。戻し忘れを防ぐため、帰国後は一度設定画面を見ておくと安心です。

Androidで日本SIMとeSIMを併用する設定手順

Androidはメーカーごとに設定画面の名前が違います。ここでは代表例として、PixelとGalaxyの手順を紹介します。

Pixelの設定手順

  1. 「設定」を開く。
  2. 「ネットワークとインターネット」を開く。
  3. 「SIM」を選ぶ。
  4. 「SIMを追加」→「eSIMを設定」を選ぶ。
  5. 通信会社を選び、画面の案内に従う。
  6. 通話・テキストメッセージ・モバイルデータごとに使う回線を指定する。

Pixelでは、通話・SMS・データ通信に使うSIMをそれぞれ選べます。通話は「毎回確認」を選べる場合もあります。おすすめは、通話とSMSを日本SIM、モバイルデータを海外eSIMにする分け方です。

Galaxyの設定手順

  1. 「設定」を開く。
  2. 「接続」を開く。
  3. 「SIMマネージャー」を開く。
  4. 「eSIMを追加」を選ぶ。
  5. QRコードを読み取るか、対応端末から転送する。
  6. 通話・SMS・モバイルデータの優先SIMを設定する。

GalaxyのAPN設定は「設定」→「接続」→「モバイルネットワーク」→「APN」から行えます。APN情報は契約先の通信会社で確認してください。データ通信に使う回線を変えたときは、APNがその回線に合っているかも見ておきたいところです。

機種差とSMSが届かないときの確認

OPPOやXiaomi、Motorolaなどは、設定画面の名前が「SIMカードとモバイルネットワーク」などと異なります。「Android共通」と考えず、お使いの端末の表記で探すのが確実です。LINEMOのように、デュアルSIMでの動作を保証していない通信会社もあるため、端末メーカーの対応確認も合わせてしておくと安心です。

SMSが届かないときは、次の点を順に確認します。日本SIMがオフになっていないか、SMSの優先回線がeSIM側になっていないか、eSIMがデータ専用ではないか、日本SIMが海外で圏外や国際ローミング無効になっていないか、です。

海外で日本SIMを残すときの料金・ローミング設定

着陸直後に地図やホテルの予約メールを開きたい場面でも、料金の仕組みを知っておくと安心です。日本SIMを海外でオンのままにしても、データローミングをオフにすればデータ通信料は避けやすくなります。ただし、SMS送信や通話の発信・着信応答などは別料金になる可能性があります。

主要キャリアの海外SMS・ローミングの目安

※下表は2026年5月時点の各社公式案内をもとにした目安です。プラン・渡航先・対象国により異なるため、出発前に必ず公式サイトで確認してください。

回線SMS(受信/送信の目安)データ通信注意
docomo受信無料/送信100円/通ローミング設定・プラン次第定額外は高額化に注意
ahamo受信無料/送信100円/通対象国は月間容量内で利用可対象国・期間・上限を確認
au受信無料/送信100円/通au海外放題など通話・SMSは定額対象外
UQ mobile受信無料/送信は条件により100円〜au系の海外サービス通話・SMSは別料金
povo受信無料/送信100円/通海外データトッピングが必要データ専用はSMS不可
SoftBank受信無料/送信100円/通海外定額系あり通話・SMSは定額対象外
LINEMO受信無料/送信100円/通海外パケットし放題など着信通話も課金に注意
Y!mobile受信無料/送信100円/通世界対応ケータイなど申込・対象国を確認
楽天モバイル受信は無料の条件あり/送信は条件により異なる指定エリア2GBなど下の注意点を必ず確認

楽天モバイル(Rakuten Link)を併用する人の注意点

楽天モバイルを日本SIM(通話・SMS用)として残す場合、OS(iPhoneかAndroidか)で挙動が大きく変わります。とくにiPhoneは注意が必要です。

  • iPhoneの場合:Rakuten Link以外の相手からの着信は、Rakuten Linkではなく「iPhone標準の電話アプリ」に着信します。海外でこの着信に応答・折り返しすると、楽天モバイル公式の案内どおり、対象国・地域で国・地域別の従量課金(着信料)が発生します。また、楽天回線以外(海外eSIM)でデータ通信していると、Rakuten Linkで相手に番号が通知されないなどの制約があります。
  • Androidの場合:Rakuten Linkは他社のデータ通信でも利用できます。ただしデータ回線がこまめに切り替わると挙動が変わるため、発信前にRakuten Linkを使っているか確認しましょう。

iPhoneで楽天モバイルを残す場合は、海外滞在中にかかってきた電話へ標準アプリでうかつに応答・折り返しをしないのが無難です。連絡が必要なら、LINEなどのアプリでかけ直すと着信料を避けやすくなります。

海外で日本SIMを残すときの推奨設定

日本SIMは、回線・通話・SMSをオンにしたまま、モバイルデータ通信は使わず、データローミングはオフにします。SMS受信が必要なら、国際ローミング契約が有効かも確認しておきましょう。海外eSIMは、回線とモバイルデータ通信をオンにし、データローミングは事業者の指示に従ってオンにします。

料金で誤解しやすいポイント

  • 「海外eSIMを入れれば日本SIMの料金はゼロ」ではありません。通話の発信や着信応答、SMS送信、データローミングを使えば料金が発生する可能性があります。
  • 「SMS受信は必ず無料」とは限りません。主要キャリアは無料の案内が多いものの、プランや渡航先で条件が変わります。
  • 「データローミングは全部オフ」も不正確です。日本SIM側はオフでも、海外eSIM側はオンが必要な場合がほとんどです。
  • 「海外eSIMでSMS認証できる」とは限りません。データ専用eSIMでは受け取れないことが多く、認証は日本SIM側で受ける設計が安全です。

日本SIM併用でつまずきやすいトラブルと原因

設定どおりに進めても、回線の選択やローミングの設定で詰まることがあります。よくあるトラブルを原因別に整理します。

eSIMを追加したのに通信できない

多いのは、モバイルデータ通信の回線が日本SIMのままになっているケースです。海外eSIM側のデータローミングが必要なのにオフ、eSIMの回線がオフ、APNが別回線用、という原因もあります。iPhoneでは、日本の格安SIMのAPN構成プロファイルが残っていると海外eSIMが通信できないことがあるため、繋がらないときはプロファイルの確認も行ってください。

SMS認証が届かない

原因の多くは、日本SIMがオフ、またはSMSの優先回線がeSIM側になっていることです。eSIMがデータ専用でSMSに対応していない、日本SIMが圏外や国際ローミング無効、というケースもあります。SMS認証を使うなら、日本SIMをオフにせず、SMSの優先回線も日本SIMに設定しておくのが安全です。

気づかないうちに日本SIMでデータ通信している

iPhoneの「モバイルデータ通信の切り替えを許可」がオンだと、電波状況によって日本SIM側に切り替わることがあります。日本SIMのデータローミングがオンのまま、という見落としもよくあります。海外では、この2つの設定を見直すと高額請求を防ぎやすくなります。

eSIMを削除して再発行が必要になった

eSIMは、初期化の感覚で気軽に削除しないほうが安全です。Appleはトラブル対応目的でのeSIM消去を避けるよう案内しており、消した場合は通信会社での再発行が必要になります。楽天モバイル・povo・ahamo・日本通信SIMでも、削除後は再発行が必要、または再ダウンロードできないという案内があります。削除する前に、再発行の条件と手数料を確認してください。

通話中にもう一方の回線が使えない

iPhoneでは通話中にもう一方が圏外になる場合があり、GalaxyもDSDA(2回線の完全同時利用)に対応していないと案内されています。「2回線を入れられる」ことと「同時に何でも使える」ことは分けて考えておきましょう。

日本SIM併用前に確認するチェックリスト

最後に、出発前・現地・帰国後に分けた確認リストをまとめます。設定の抜けを防ぐ目安として使ってください。

出発前・設定前チェック

  • 端末がeSIMに対応し、SIMロックがないか。
  • 日本SIMが物理SIMの場合、乗り換え先がeSIM専用機ではないか。
  • EID/IMEIを確認できるか、OSは最新か。
  • 日本SIMが音声・SMSに対応し、海外ローミングが有効か。
  • 海外eSIMがデータ専用か、対象国・有効期限・容量を確認したか。
  • Wi-Fi環境とQRコード、SMS以外の2段階認証手段を用意したか。

現地到着後チェック

  • 日本SIMの回線がオン、データローミングがオフか。
  • eSIMの回線がオンで、モバイルデータ通信がeSIMになっているか。
  • eSIM側のデータローミングが、事業者の必要条件どおりオンか。
  • アンテナ表示があり、ブラウザで通信を確認できたか。
  • SMS認証が必要なサービスにログインできるか。
  • 日本SIMで意図しないデータ通信が発生していないか。

帰国後チェック

  • モバイルデータ通信を日本SIMに戻したか。
  • 海外eSIMをオフにし、削除前に再利用の可否を確認したか。
  • 格安SIMのAPN構成プロファイルを削除していたら、元に戻したか。
  • iMessage/FaceTimeの送受信番号が正しいか。

繋がらないときの確認順

  1. 機内モードをオン/オフして電波をつかみ直す。
  2. 端末を再起動する。
  3. 回線のオン/オフと、モバイルデータ通信の選択を確認する。
  4. データローミングとAPNを確認する。
  5. SIMロックとOSのバージョンを確認する。
  6. 解決しなければ、eSIM削除の前に通信会社のサポートに相談する。

日本SIMを残す理由は、電話番号・SMS認証・帰国後の復帰のためです。eSIMを使う理由は、データ通信を別回線に逃がすためです。この役割分担と回線ごとの設定さえ押さえれば、海外旅行での併用は難しくありません。

次のステップ:渡航先に合う海外eSIMを選ぶ

デュアルSIMの組み合わせ方や設定手順が理解できたら、次は実際に使う海外eSIMを選ぶ番です。行く国や日数、必要なデータ容量に合わせて、コスパの良いeSIMを選びましょう。

主要な海外eSIM(Airalo、Ubigi、Holaflyなど)の料金や速度、日本語サポートの有無を比較した記事を用意しています。次の準備として参考にしてください。

よくある質問

eSIMを追加すると日本の電話番号やSMSは使えなくなりますか?

日本SIMの回線を残しておけば、電話番号もSMSもそのまま使えます。データ通信だけを海外eSIMに分ける設定なので、日本SIMをオフにしなければSMS認証も受け取れます。

海外eSIMでSMS認証は受けられますか?

海外eSIMの多くはデータ専用で、SMS認証は受け取れないことが多いです。銀行やSNSなどのSMS認証は、日本SIM側で受け取る設計にしておくと安心です。

日本SIMを海外でオンのままにすると料金はかかりますか?

データローミングをオフにすればデータ通信料は避けやすいです。ただし通話の発信や着信応答、SMS送信は料金が発生する場合があります。SMS受信は主要キャリアで無料の案内が多いものの、プランや渡航先で異なるため確認してください(2026年5月時点)。

楽天モバイルを日本SIMにして海外eSIMと併用しても大丈夫ですか?

併用はできますが、iPhoneでは注意が必要です。Rakuten Link以外からの着信は標準の電話アプリに着信し、海外で応答すると着信料が発生します。海外滞在中は、かかってきた電話に標準アプリでうかつに応答・折り返ししないようにしてください。

eSIMが繋がらないときは何を確認すればいいですか?

まずモバイルデータ通信が海外eSIMになっているか、回線がオンか、データローミングの設定が正しいかを確認します。次にAPNとSIMロック、端末の再起動を試します。iPhoneで格安SIMを使っている場合は、APN構成プロファイルの干渉も確認してください。それでも直らなければ、eSIMを削除する前に通信会社へ相談しましょう。

eSIMは削除しても再発行できますか?

通信会社によっては、削除後に再発行が必要になり、手数料がかかる場合があります。再ダウンロードできないケースもあるため、削除する前に再発行の条件を確認してください。

参考にした主な公式情報

各社の料金・対応端末・対象国は2026年5月時点の情報です。最新の内容は各公式サイトでご確認ください。

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