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家族で行く韓国旅行のeSIM準備|選び方・設定・トラブル対策

家族で行く韓国旅行では、ソウル到着直後から地図・LINE・予約メール・タクシー手配・写真共有を、家族それぞれが使う場面が増えます。

子連れ旅行では荷物や移動の負担をできるだけ減らしたいものです。
Wi-Fiルーターの受け取りや返却を省きたいご家庭にとって、eSIMは候補になりやすい通信手段です。一方で、端末対応や電話番号付きプランの仕様など、申し込み前に確認しておきたい条件もあります。本記事では、子連れ・家族構成別にeSIMをどう選び、どう設定すれば韓国で困らないかを整理します。

この記事の結論

親はそれぞれ個別のeSIM、お子さんは年齢と別行動の有無で「個別eSIM」か「親のテザリング」かを分けるのが、最も失敗しにくい設計です。

結論の根拠は、eSIMが端末ごとに追加する通信契約だからです。親1台に通信を集約すると、電池切れや別行動の瞬間に家族全員の通信が止まりやすくなります。お子さんが地図やLINEを自力で使う年齢なら、個別eSIMが安心です。

家族構成別の早見表

家族構成と行動パターンから、最初に確認したい組み合わせは次の通りです。

家族構成と行動推奨設計
親2人+小学生(常に親と一緒)親2人に個別eSIM+子はテザリング
親2人+中高生1人(別行動あり)3人それぞれ個別eSIM
親2人+子2人(動画視聴あり)4人それぞれ個別eSIM+大容量プラン
大人2人のみ2人それぞれ個別eSIM

本記事の料金・営業時間・対応端末などの情報は、2026年5月時点で各社公式サイトを確認した内容です。申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

目次

家族で行く韓国旅行でeSIMを使う判断基準

「家族全員にeSIMが必要か」「子どもの分はどうするか」を最初に決めると、料金と準備の手間が大きく変わります。年齢・別行動の有無・旅行日数の3点から判断すると、迷いにくくなります。

家族全員分の通信を用意すべきケース

中高生のお子さんが免税店やショッピングモールで別行動する、親子で半日ずつ別ルートを回る、といった旅程なら、家族それぞれの端末にeSIMを入れる前提で考えるのが安全です。eSIMは端末ごとに追加して使う仕組みのため、複数人で1つのeSIMを共有することはできません。

旅行中のSNS投稿、家族同士の写真共有、お土産購入時の決済アプリ利用など、それぞれの端末で通信が必要になる場面は多めに見積もっておくと安心です。

子どもはテザリングだけで足りるケース

小学生のお子さんが常に親と一緒に行動する旅程なら、親のスマホからテザリング(スマホの通信をPCや別端末に分ける機能)で足りる場合があります。Wi-Fiルーターを別に借りる必要がない点はeSIMと同じです。

ただし、韓国向けeSIMはサービスやプランによってテザリング可否の扱いが異なります。商品ページで「テザリング(hotspot/personal hotspot)」の可否、同時接続台数、混雑時の速度制御条件を必ず確認してください。テザリング前提なら、親のスマホ用のモバイルバッテリーも用意しておくと安心です。

親子で別行動するなら個別eSIMを優先する理由

親の端末にだけ通信を入れていると、お子さんが少し離れた瞬間に地図もLINEも使えなくなります。韓国では空港、地下鉄駅、市内バスなどで公共Wi-Fiも提供されていますが、常に安定して使える前提にはしないほうが安全です。

Googleマップはエリアを選んで端末にオフライン保存できますが、保存した範囲でも、徒歩・公共交通の経路案内やリアルタイム交通情報など、一部機能は使えなくなる場合があります。迷子や集合場所の変更を考えると、別行動するお子さんには通信があるほうが安心です。

韓国旅行の日数と移動範囲で変わる準備内容

韓国向けeSIMは、1日・2日・3日・4日・5日と利用日数で選ぶプランが一般的です。2泊3日なら3日プランが基本ですが、深夜便や早朝便で前泊・後泊が入る場合は4日プランも候補です。3泊4日も同様に、出発・帰国の時間帯によって4日か5日かを選びます。

仁川空港・金浦空港からホテルへ向かう移動中にも地図やタクシーアプリを使うため、「ホテル到着後に設定」ではなく「空港到着直後から使える状態」を前提に日数を決めると失敗しません。

子連れ韓国旅行でeSIMが向いている場面

eSIM(スマホに内蔵されたデジタルSIM)は、すべての家族に向いているわけではありません。以下のような場面が多いご家庭では、選択肢として検討する価値があります。

  • 仁川や金浦に到着後、空港でWi-Fiルーター受け取りに並ばずに地図・LINEを使いたい
  • 家族のスーツケースや手荷物を増やしたくない
  • 旅行中の写真投稿や家族間の写真共有を楽しみたい
  • Wi-Fi返却の時間に余裕がない深夜便・早朝便で帰国する
  • 親子それぞれのスマホで地図やLINE、翻訳アプリを使いたい

空港到着後すぐに地図・連絡を使いたい場合

仁川や金浦に着いてから、空港鉄道の乗り場確認、タクシー手配、ホテルへの到着連絡を早く済ませたい家族には、eSIMが相性のよい通信手段です。空港でWi-Fiルーターを受け取る手間を省けます。多くのeSIMサービスでは、メールで届くQRコードをスマホで読み込む方式が採られています。

物理SIMの差し替えやWi-Fi返却を避けたい場合

子連れの旅行では、パスポート、財布、交通カード、上着、お子さんの荷物と、当日に持つものが増えます。Wi-Fiルーターを使うと、空港カウンターでの受け取り・帰国時の返却・本体の充電管理も必要になります。

eSIMは端末に内蔵されたSIMに通信契約情報を書き込む仕組みのため、物理的なSIMカードの抜き差しやルーターの持ち運びが不要です。LG U+でもeSIMは購入後の返却が不要と案内されており、家族旅行で荷物を増やしたくない方には扱いやすい通信手段です。

親子それぞれのスマホでLINEや検索を使いたい場合

家族間のLINE連絡だけなら通信量は比較的軽めです。LINE音声通話のデータ消費は1時間あたり約18MBが目安とされています。一方、LINEビデオ通話は1時間あたり約307MBと、音声の約17倍に増えます。

お子さんが移動中に動画を見るご家庭では、想定以上にデータを使うことになります。Netflix公式の目安では、動画視聴のデータ使用量は1時間あたり、低画質で最大0.3GB、標準画質で最大1GB、HDで最大3GB、4Kで最大7GBまで幅があります。LINEだけなら少容量でも足りますが、SNS投稿や動画視聴を含めるなら、大容量や無制限系の検討が現実的です。

荷物や充電器を増やしたくない場合

Wi-Fiルーターを使う場合、ルーター本体とその充電ケーブル、予備バッテリーまで持つ家庭も多くあります。eSIMなら通信機器自体を増やさずに済むため、スーツケースや手荷物を軽くしたい家族旅行に向いています。

家族分の韓国eSIMプランを決める手順と料金イメージ

「何日プランか」「データ容量はどれくらいか」「テザリングするか」「電話番号は必要か」の順に決めると、迷いにくくなります。最後に、料金イメージとして公式価格の例も載せています。

旅行日数に合わせて有効期間を決める

韓国向けeSIMの利用日数の数え方は、サービスや商品ごとに違います。LG U+のデータ専用eSIMでは、最初にデータ通信を行った時点から日数のカウントが始まると案内されています。たとえば5日プランを6月4日10時に使い始めた場合、6月9日10時までが有効期間という考え方です。

すべての商品が同じ仕様とは限らないため、「暦日で数えるのか」「初回利用から24時間ごとで数えるのか」を、商品ページで必ず確認してください。

家族で複数本まとめて買う場合は購入上限にも注意。LG U+では同じパスポート1冊あたり最大3件までの購入と案内されています。4人以上の家族で全員分を1人名義で買えるかは、サービスごとに条件が違うため要確認です。

地図中心・SNS中心・動画利用でデータ容量を分ける

家族の使い方によって、必要なデータ容量はかなり変わります。目安は次の通りです。

使い方1時間あたり容量の考え方
LINE音声通話約18MB少容量で足りやすい
LINEビデオ通話約307MB1時間で0.3GB前後
Netflix(標準画質)最大1GB中容量プラン以上
Netflix(HD画質)最大3GB大容量・無制限系を検討

地図・検索・LINE中心なら少容量〜中容量、SNS投稿や写真共有が多いなら中容量、動画やビデオ通話が多いなら大容量または無制限系を検討するのが目安です。お子さんの端末ではアプリ自動更新・写真の自動クラウド同期・SNS動画の自動再生をオフにしておくと、想定外のデータ消費を抑えられます。

テザリング可否と同時接続の条件を確認する

「親のeSIMで家族全員のスマホをまかなう」設計にする場合は、商品ページで以下を確認しておきたいところです。

  • テザリング(hotspot/personal hotspot)が可能か
  • 同時接続できる台数の上限
  • テザリング時の速度制御条件
  • お子さんの端末側での接続手順

韓国向けeSIM全般でテザリングが必ず使えるわけではないため、「家族で共有できるeSIM」と決め打ちせず、商品ごとに確認するのが安全です。

電話番号付きeSIMが必要な場面を見極める

地図・LINE・検索・Webブラウジングだけならデータ専用eSIMで足ります。一方、現地のレストラン順番待ちアプリやタクシー予約アプリのSMS認証を使う可能性がある場合は、音声通話・SMSが使えるプランの検討が必要です。

電話番号付きでも本人認証に万能ではありません。LG U+の案内では、Voice/SMS対応SIMはレストランやタクシー予約アプリのSMS認証には使える場合がありますが、銀行や政府サービスの本人確認には使えず、データ専用ではそもそもSMS認証はできないとされています。SK Telecomでも、個人認証サービスや決済用SMS受信はできないと案内されています。

料金イメージ:LG U+のデータ専用eSIMの場合

具体的なイメージをつかみやすいよう、LG U+の旅行者向けデータ専用eSIMの公式価格を例に紹介します。あくまで価格イメージの参考としてご覧ください。

利用日数1本あたり1日換算
1日6,500ウォン6,500ウォン
2日12,000ウォン6,000ウォン
3日18,000ウォン6,000ウォン
4日23,000ウォン5,750ウォン
5日27,500ウォン5,500ウォン

家族構成別の合計目安は次の通りです。

  • 親2人(2本):3日プラン36,000ウォン/4日プラン46,000ウォン
  • 親2人+子1人(3本):3日プラン54,000ウォン/4日プラン69,000ウォン
  • 親2人+子2人(4本):3日プラン72,000ウォン/4日プラン92,000ウォン
  • 親2人+子3人(5本):3日プラン90,000ウォン/4日プラン115,000ウォン

「データ無制限」と表記される商品でも、混雑時には速度が管理される条件が併記されている場合があります。LG U+のデータ専用eSIMも、無制限と表示される一方で「過度な混雑時には速度管理されることがある」と案内されています。「無制限=常に高速」とは考えず、注意書きまで読んで判断してください。

韓国旅行でeSIMが向かない場合の代替案

家族の端末がeSIMに対応していない場合や、設定に不安があるご家庭では、別の手段も視野に入れておくと安心です。代表的な選択肢は、日本キャリアの国際ローミングと、Wi-Fiルーターのレンタルです。

Wi-Fiルーターのレンタルとの違い

Wi-Fiルーターは、家族で1台を共有してテザリングに近い使い方ができる点が利点です。一方で、空港カウンターでの受け取り・帰国時の返却・本体と予備バッテリーの充電管理が必要になります。家族が常に同じ行動をするなら向きますが、別行動の場面が多いとルーター1台では足りなくなります。

ドコモ「世界そのままギガ」

ドコモの国・地域限定割プランでは、24時間980円、3日2,480円、5日3,980円、7日5,280円など、利用期間ごとの料金が用意されています。日本での契約データ量を韓国でも使えるため、設定の手間を減らしたい家族に向きます(2026年5月時点)。

au「au海外放題」

auの海外データローミングは、韓国を含む対象地域で1日単位で利用できます。専用アプリから日本国内で事前予約する「予約割」適用時は、韓国を含む17の国・地域で800円/24時間、対象国すべてで1,000円/24時間です。事前予約なしの場合は1,200円/24時間と案内されています。テザリングも利用可能とされていますが、auご利用の方はテザリングオプションの申し込みなどの条件があります。

ソフトバンク「海外あんしん定額」

ソフトバンクの海外あんしん定額は、韓国を「定額国L(アジア)」の対象に含めています。データ容量の使い方の目安として、3GBで地図アプリ約7.5時間、LINE音声通話約167時間、Netflix約2.4時間といった案内があります。同サービスは2026年6月2日に提供条件が改定される予定と案内されているため、改定日以降に申し込む場合は、必ず最新の条件をご確認ください。

楽天モバイル

楽天モバイルでは、海外データ通信や国際SMSが料金プランに含まれており、追加の申し込み不要で使える仕様と案内されています。一部の国際通話・国際SMSは従量課金で、データタイプや申込時期によって利用条件が異なる場合があるため、ご自身の契約タイプを事前に確認してください。

親子で使うeSIMとテザリングの分け方

家族構成と行動パターン別に、現実的な組み合わせを整理します。

親はそれぞれ個別eSIMにしておくと安心な理由

iPhoneでは旅行用eSIMをモバイルデータ通信用の回線として使い、日本の主回線は通話・iMessage・FaceTime用に残す使い方ができます。親2人がそれぞれ個別にeSIMを入れておくと、片方が地図やレストラン予約を見ている間に、もう片方がお子さんへの連絡や写真撮影に集中できます。

親1台にだけ通信を集中させると、その端末の電池切れや故障が家族全員の旅程に影響します。家族での韓国旅行を安心して楽しむなら、通信を1点に集中させないほうが安全です。

小学生の子どもは親のテザリングで足りる場合

小学生のお子さんが常に親と一緒に行動するなら、親のスマホのテザリングで通信を共有する設計も現実的です。LINEや簡単な検索が中心なら、データ消費もそれほど大きくなりません。

ただし、お子さんが動画やゲームを使うと、想定以上に通信量と親のスマホの電池を消費します。長時間の動画視聴はホテルWi-Fi利用に限定し、外出時はテザリングのまま動画自動再生をオフにしておくのが安全です。

中高生や別行動がある子どもは個別eSIMを検討する理由

中高生になると、ショッピングやカフェで親と別行動する場面が増えます。集合場所の変更、地下鉄の乗り換え、迷子時のLINE連絡などをお子さん自身の判断で行うなら、個別eSIMを入れておくのが安心です。

Googleマップのオフライン地図は事前に保存できますが、徒歩や公共交通の経路案内、リアルタイム交通情報には制限があります。「オフライン地図があるからeSIMは要らない」とは考えにくい場面が多くなります。

親のスマホの電池切れや不具合に備える考え方

家族の通信を親のスマホ1台に頼る設計なら、モバイルバッテリーは必須です。また、eSIMは一度削除してしまうと復元できない場合があるため、設定画面で誤って削除しないよう、お子さんと親の両方で操作を確認しておきましょう。LG U+でも、インストール済みeSIMの削除後は復元できず、再発行もできないと案内されています。

万一の不具合に備えて、購入時の注文メール、QRコード画像、サポート連絡先のスクリーンショットは、親2人の端末それぞれに保存しておくのがおすすめです。

出発前に確認したいeSIM対応とスマホ設定

eSIMは、端末がeSIMに対応していて、かつSIMロック(特定の携帯会社の回線しか使えない制限)が解除されていることが前提です。出発前にこの2点を必ず確認してください。

STEP
iPhoneでeSIMを追加できるか確認する

Apple公式情報では、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降がeSIM利用の対象機種です。「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」が表示されるか確認してください。異なる通信事業者の回線を使うにはSIMロック解除済みである必要があります。iPhone 13以降では2つのeSIMを同時に使えます。

STEP
AndroidでeSIM対応とSIMロックを確認する

電話アプリで「*#06#」と入力し、EID(eSIM識別番号)が表示されるかで判断します。Google Pixelの場合は「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「SIMを追加」→「eSIMを設定」の流れです。Androidはメーカー・販売国・キャリア版による違いが大きいため、機種の対応状況と、購入予定のeSIMサービスがその機種に対応しているかも確認してください。

STEP
日本回線のデータローミングをOFFにする

日本キャリアの回線のままデータローミング(日本の携帯会社の回線を海外で使う仕組み)がオンになっていると、意図せず高額なローミング料金が発生する可能性があります。Apple公式でも、海外旅行中の料金を抑えるためにデータローミングを必要に応じてオフにする手順が案内されています。日本回線はオフ、韓国eSIM回線は販売会社の指示に従い必要ならオン、モバイルデータ通信に使う回線として韓国eSIMを選択、の3点を確認してください。

STEP
子どものスマホで勝手に通信しない設定にする

アプリ自動更新オフ、写真・動画のクラウド自動同期オフ、SNS動画の自動再生オフ、Netflix・YouTubeはホテルWi-Fi利用に限定、Googleマップでホテル周辺・空港周辺をオフライン保存、の5点をお子さんの端末で済ませておくと、想定外のデータ消費や日本回線への切り替わりを防げます。

韓国到着後にeSIMがつながらないときの確認ポイント

韓国到着直後に通信できないと、空港鉄道のホームやタクシー乗り場で慌てがちです。落ち着いて以下の順に確認すると、多くのケースは解決します。

STEP
モバイルデータ通信の回線が韓国eSIMになっているか

iPhoneでは「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」で、使う回線を韓国eSIM側に切り替えます。Androidでは「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」で同様に切り替えます。日本の主回線のままになっていると、韓国の電波はつかみません。

STEP
データローミングやAPN設定が必要なプランか

韓国eSIMによっては、APN(スマホを通信会社の回線につなぐための設定)の自動設定で完結する商品と、手動入力が必要な商品があります。販売時のメールやQRコード読み込み画面に手順が記載されているため、空港のWi-FiやホテルのWi-Fiに接続できる場所で、もう一度確認してください。

STEP
再起動や機内モードの切り替えで改善するか

Apple公式では、ローミング時の不具合対応として、機内モードを30秒ほどオン・オフする、日付と時刻を自動設定にする、端末を再起動する、といった手順が案内されています。SK Telecomの案内でも、設定後に3G表示のままになる場合は端末再起動でLTEに切り替わるとされています。慌ててeSIMそのものを削除しないでください。再発行できない場合があります。

STEP
空港カウンターや日本語サポートに連絡できるか

空港のカウンターやサポート窓口は、営業時間が決まっています。LG U+の案内では、仁川空港T1のGate Fは24時間、Gate Aは6時から22時など、ターミナル・ゲートごとに営業時間が異なります。深夜便・早朝便で到着するご家族は、24時間営業のゲートを事前にメモしておくと安心です。

韓国旅行の家族eSIMで失敗しやすい点

申し込み前に把握しておくと、後悔しにくいポイントを整理します。

  • 「無制限プラン=常に高速」と思い込む
  • 電話番号付きなら本人認証が何でも通ると考える
  • 子どもをテザリングだけにして、別行動で連絡できなくなる
  • 帰国後に日本回線へ戻し忘れる
  • 旅行中にeSIMを誤って削除してしまう

無制限プランでも速度制限条件がある場合

データ無制限」と書かれている商品でも、多くの場合、混雑時には速度が管理される条件が併記されています。LG U+のデータ専用eSIMも、無制限と表示される一方で、過度な混雑時には速度が管理される場合があるとされています。「無制限=常に高速」と決め込まず、注意書きまで読んで判断してください。

電話番号付きでも本人認証に使えない場合

音声・SMSが使えるプランでも、銀行や政府系サービスの本人確認には対応しない場合があります。LG U+はVoice/SMS対応SIMでも銀行や政府サービスの本人確認には使えず、データ専用ではSMS認証自体ができないと案内しています。SK Telecomも、個人認証サービスや決済用SMS受信は不可と案内しています。韓国のレストラン順番待ちアプリやタクシー予約アプリで使う可能性はありますが、認証用途を期待しすぎないほうが安全です。

子どもをテザリングだけにして連絡できなくなる場合

テザリング前提の場合、親のスマホから離れた瞬間にお子さんの通信は切れます。親の電池切れや、地下街・地下鉄での親子分離など、想定外の場面で連絡が途絶える可能性があります。別行動の可能性が少しでもあるなら、お子さんにも個別eSIMを入れておくのが現実的です。

帰国後に日本回線へ戻し忘れる場合

帰国直後にうっかり旅行用eSIMをモバイルデータ通信に指定したままにしていると、日本での通信に不具合が出ることがあります。Apple公式でも、旅行後は主回線をオンに戻し、不要な旅行用eSIMをオフにする確認が案内されています。

旅行用eSIMは、削除してしまうと再発行できないサービスもあります。帰国直後は「削除」ではなく「オフ」にとどめ、必要に応じて後日整理するのが安全です。

韓国旅行前日の家族eSIMチェックリスト

出発前夜の最終チェックとしてご活用ください。スクリーンショットを撮って家族で共有しておくと、当日の確認漏れを防げます。

親のスマホで確認する項目

  • iPhoneはXS/XR以降、AndroidはEID表示でeSIM対応を確認した
  • SIMロックが解除されている
  • 注文メールとQRコードを端末に保存し、親2人の端末に転送した
  • 日本回線のデータローミングをOFFに設定した
  • モバイルデータ通信の回線を韓国eSIMに指定した
  • サポート窓口の連絡先をスクリーンショットで保存した

子どものスマホで確認する項目

  • 個別eSIMにするか、親のテザリングにするか決まっている
  • 動画自動再生・アプリ自動更新・自動クラウド同期をオフにした
  • Googleマップでホテル周辺・空港周辺をオフライン保存した
  • 日本回線のデータローミングをOFFに設定した
  • 迷子時の連絡先・ホテル名・住所・集合場所のメモとスクリーンショットを保存した

家族で共有しておくルール

  • 迷子時は「LINE音声通話」を優先する(ビデオ通話は必要時のみ)
  • 集合場所はホテル・駅出口・空港カウンターなど、分かりやすい固定場所にする
  • お子さんが単独で乗り物に乗らないルールを家族で共有する
  • 親の電話番号・日本の緊急連絡先・ホテル住所は、紙でも持たせる
  • eSIMは旅行中は削除しない

韓国旅行の家族eSIMでよくある質問

家族全員分のeSIMが必要ですか?

必須ではありません。親子が常に一緒に行動するご家庭なら、親のeSIMと子どものテザリングだけで足りるケースもあります。一方、中高生のお子さんが別行動する、迷子時にお子さん自身でLINEや地図を使う必要がある、といった旅程では、家族それぞれにeSIMを入れる設計が安心です。

2泊3日の家族旅行で何GBあれば足りますか?

使い方によって大きく変わります。地図・LINE・検索中心なら1人あたり1〜2GB程度で足りる場面が多く、SNS投稿や写真共有が加わると3〜5GB程度、お子さんが動画を視聴するなら5GB以上または無制限系の検討が現実的です。動画はホテルWi-Fi利用に限定すると、外出時のデータ消費を抑えられます。

子どものスマホは親のテザリングだけで大丈夫ですか?

小学生のお子さんが常に親のそばにいるなら候補になります。ただし、親のスマホの電池消費が大きくなる点、別行動のたびに通信が切れる点、商品によってはテザリングが制限される点に注意してください。テザリングを前提にするなら、モバイルバッテリーの用意も併せておすすめです。

韓国旅行で電話番号付きeSIMは必要ですか?

地図・LINE・検索・予約メール確認だけならデータ専用で足りる場合が多いです。レストランやタクシー予約アプリのSMS認証を使う可能性があれば、音声・SMS対応プランの検討が必要です。ただし、銀行や政府サービスの本人確認はVoice/SMS対応SIMでも対応しないと案内されています。「電話番号付き=韓国の認証が何でも使える」とは考えないようにしてください。

eSIMは日本で設定してから出発してもよいですか?

購入と初期セットアップは出発前にできるサービスが一般的です。ただし、利用開始のタイミングは「QRコードを読み込んだ時点」「現地で最初に通信した時点」など商品によって違うため、購入時の案内を必ず確認してください。LG U+のように購入後60日以内に有効化が必要、といった条件が定められているサービスもあります。

eSIM非対応のスマホの場合はどうすればよいですか?

物理SIMカード、Wi-Fiルーターのレンタル、日本キャリアの国際ローミングなどが代替候補になります。ご家庭のスマホがeSIMに対応していない場合や、設定に不安がある場合は、日本キャリアの海外サービスもあわせて検討してみてください。具体的には、ドコモ「世界そのままギガ」、au「au海外放題」、ソフトバンク「海外あんしん定額」、楽天モバイルの海外データ通信などがあります。

まとめ:家族構成と行動パターンに合わせて選ぶ

家族で行く韓国旅行でeSIMを使うかどうかは、価格よりも「誰がどう動くか」で決めると失敗しにくくなります。親はそれぞれ個別eSIM、お子さんは年齢と別行動の有無で個別eSIMかテザリングかを分ける、というのが基本の設計です。

そのうえで、対応端末の確認、SIMロック解除、データローミングの設定、サポート窓口の保存、QRコードの管理を出発前夜までに終えておくのがおすすめです。ソウル到着直後から地図やLINEを家族全員で使える状態にできます。旅行日数と家族の使い方が決まったら、対応国・データ容量・テザリング・サポートをまとめて確認したうえで、家族に合うeSIMを選んでみてください。

参考資料・出典(2026年5月時点)

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